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時間はコストに直結します。一貫性があり、より正確な測定を行うためには、実験で用いる変数を実験全体を通して一定に保つことが重要です。特に、圧痕ひずみ速度を一定に保つことが求められます。
例えば、硬さの異なる材料を比較する場合、荷重速度を一定にするよりも変位速度を一定に保つ方が一貫した結果が得られます。その中でも、圧痕ひずみ速度(h'/h)を一定に保つことができれば、最高の再現性を実現できます。
また、ひずみ速度を制御できると、それが材料の機械的挙動にどう影響するかを直接的に調べることができます。さらに、ひずみ速度ジャンプ(SRJ)試験を利用すれば1回の試験中にひずみ速度を変化させることが可能です。これにより、1 つの圧痕内で、速度に依存する特性をより迅速かつ一貫性のある方法で測定できます。